アカショウビンが、ガラスにぶつかっちゃった。

「アカショウビンが窓にぶつかったんだけど」と、

知り合いから電話をもらいました。

「目開いてる?」「開いてるよ」

「吐いた?」「吐いた」

「じゃ、いまからいくね」

このアカショウビンという鳥は僕が大好きな鳥で、
とても美しい声でさえずります。特に夕方の山にこだまする声は最高です。

行ってみると窓の脇でちょこんとアカショウビンが座っていました。

羽が骨折していないか見るために抱き上げると、一瞬まぶたが綴じてしまいます。

「おーーい!待て待て!」思わず大きく呼びかけると、顔を左右に揺すりながら目を開けました。

あぶないあぶない(笑) 相当頭を強く打ったんでしょうね。

羽は大丈夫そうだし、首も全然平気そう。と、いうことで低い木陰にのせようとしたところ、

「ガブゥ」とクチバシで挟まれました。でもとても弱々しい。元気なやつだと結構痛いんです。

木に止めると落っこちる様子もないし、大丈夫そう。

しばらく様子を見て帰りました。

この家のように森や畑の中にある家の窓には周囲の景色が映り込みます。
鳥は白黒にしか見えていないようなので、窓に映った景色も、実際の景色の用に見えています。
アカショウビンだけなく、ヒヨドリ、シジュウカラ、いろんな鳥がぶつかる様子を見てきましたが、
これからの季節は窓にネットを設置してもらえると嬉しいです。

鳩やヒヨドリは即死するもののほうが多いですから。

アカショウビンはクチバシでカタツムリをくわえ、木にたたきつけて割り、
中身だけを食べる習性があるので脳しんとう慣れしてるのかも、なんて考えも一瞬よぎりました。

人間を代表して、ごめんねって、いって帰りました。

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