今日、米原ビーチで波にさらわれた方がいました。

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今日、米原ビーチで2名の遊泳者が波にさらわれて、
1名は自力で浜にたどり着きましたが、もう1名はまだ見つかっていません。

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追記(2011/09/23)
残念ながら、昨日ご遺体で発見されたようです。
同じ海が好きな者として残念でなりませんが、心よりご冥福をお祈り致します。
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僕は泳いでいないので解りませんが、当日の海の様子は、
漂流物を見ている限り流れは速く(風の影響もあり)かといって、
泳げなさそうには見えません。
1週間続いた台風の影響の波がやっととれて、あぁ、泳ぎたいなぁと思わせる海でした。

「なんでこんな日に」とか、
「海を知らないから」とか、、
いろんな声が聞こえてきましたが、僕はそうは思いません。

海は、見た目では解らないんです。どこが流れてるかとか、どこに波があるかとか。
実際入ってみないと解らないんです。
サーフィンできるかなと思って白波に近づくと、思った以上に波が高かったりして
何もせずに帰ることもあります。シュノーケリングで遊びにいっても、
突然と流れが強くなったりして、途中で引き返すこともありました。
さんざん海で遊んでる僕らでも、遠くから見るだけじゃ解らないんです。

続きを見る ↓ を押して、文末の「海で遊ぶ人へのおねがい」も見てみて下さい。

また、米原ビーチでの遊び方を追記しました。ご覧下さい。

今日の人は、水着に、マスクとシュノーケルのみ、という装備だったそうです。
浮力体(ライジャケやウエットスーツ)もヒレも何もない状況とのことで、
そうなると、流れに対抗できないし、疲れた時に休むことが中々うまくいかない。
今頃、どこかで辛く、寂しい思いをしているだろうと、心が痛みます。

僕も、さっきまであちこちの海岸をずーっと歩いて探してきました。
海の上で一人で浮かんでいるときの寂しさを思うと、
いてもたってもいられなくなります。
海で流されたり、山で道迷いを起こしたり(そのまま日没に…)、僕も寂しく
辛い経験があるから、家でぼーっとしてるなら、探しに行こうと思うんです。

遭難者の友達が、緊張した顔で米原ビーチで励ましの明かりを焚いていました。
無事見つかってくれることを祈ってます。

あと、海で遊ぶ全ての人にお願いがあります。

・必ず、浮力体をつけて泳ぐ

○ライジャケがあるだけで海面で休息をとることができるし、捜索時の目印になります。
遭難初期の段階で、人や船舶が近くにいる状況なら、ライジャケを振り回すことで
救助要求が受け入れられやすくなります。
○ウエットスーツを着ていれば体温の保温に郢ォがるのでより長時間、快適に泳げます。
また、ウエットスーツ自体に浮力があるから、ライジャケがいらない場合もあります。

・防水の携帯電話を、防水の袋にいれ、携行する。

万が一の時に海上保安庁「118番」に電話して助けを求めることができます。

・3点セット (マスク・シュノーケル・足ヒレ)をつける。

また、それらの正しい使い方を習得しておくこと。
(うちのツアーでは、必要以上に丁寧に練習を行いますが、
ガイドをつけずに遊びにいくときにも役立てて欲しいからやってます)

・誰かに、どこに、何時間行くかを知らせておく。

登山の世界では当たり前の事なんですよ。最寄りの警察所とか、入山受付をする場所に
どの山にどんなルートで登って、何時に帰るか、記入するんです。下山したら再び届け出る。
今回は運良く通報者がいましたが、もしいなかった時のことを考えると…。
(うちのお客さまの場合は、うちに連絡してもらってもいいですよ)

・自分のコンディションを最適に保って、海で遊ぶ

寝不足、飲み過ぎ、疲れが溜まっている、持病がある…
そんな状況では、入りたい気持ちはとてもよく解るんですが、ガマンしてください。
どんなスポーツにも共通する基本です。

米原ビーチの遊び方

米原ビーチは、石垣島のガイドブックやネットのクチコミなどで、
「安全で、子供でも泳げる」と、とても人気が高いようですね。

確かに、僕も大好きなビーチです。
お店を米原に移転する前から、ずっと前からよく遊んでいた場所です。
気軽にサンゴや魚を見れるいいビーチなんですが、実は、本当は、遊泳禁止なんです。

沖に向けて、離岸流(リップカレント)という流れがあるため、でもあるでしょう。
この流れはやっかいです。かなり強い流れなので、
一度流れに乗ってしまったら、そのまま沖へと流されてしまいます。
僕も経験がありますが、これに逆らうのは結構疲れます(足ヒレをつけていても)

僕も流れにのってそのまま流された経験がないので「流されたらどうなるか」解りませんが、
もし沖(北)の方まで流されたとしたら、途中から島沿いに西の流れにのるはずです。
水深はかなり深いところを泳ぐかたちになりますが、しばらくリーフ沿いに流されて、
リップカレントのない場所を探しながら陸の方に向かうのがいいのかな。
一番いいのは「流されない」「流され続けない」ことですね。

○ 必ず干潮、満潮の時間を調べて下さい。ホテルで聞けば解ります。

満潮 → 干潮 に向かう時間だと、沖出しの流れ(沖に向かって流れる)

干潮 → 満潮 に向かう時間だと、沖から入ってきますから、そんなに流れません。

あと、このビーチは横の流れも激しいです。リーフ内部を潮が抜けるように流れる日も
あるし、風があれば水面が川のように流れる日もあります。
そういう日は、無理して入った場所に上がろうとしないで、流されながら、
流された先のビーチに上がって下さい。あとは徒歩で戻れば良いだけの話。
沖ではなく横の流れの場合は無理して流れに逆らっても、疲れるだけ。
疲れて泳げなくなったら、流されちゃいます。

遊泳禁止のもう一つの理由は「監視員がいない」からなんです。
なにかあったとき、行政も責任を「とらなくていい」ように、そうしてるんです。
でも、これだけ事故が多発している(死亡事故でなくとも、いろんな事故が毎年何件もおきてる)
にも関わらず、人気がとても高いわけですから、そろそろ行政も、重機でも動かせないような
重たすぎる腰を動かさざるを得ないでしょう。これで動かさなかったら、怠慢ですよね。
そんときゃ皆さん言ってやってください。

監視員数名とジェットスキー1台があれば、別にライフセーバーでなくとも
ある程度経験あるひとなら動けますからね。

信じられないことに、ビーチにAEDがないんですよ!!!
ビーチの近くにある民宿花城さんが、自費で(20万弱)購入して、自由に使えるように
してくださっています。ほんとーーにありがたいことです!
次に一番近いところは富野公民館です。いつもは施錠してありますが、万が一の時は、
正面のガラスではなく!右扉の小窓を割って(石かなんかで)入って下さい。
公民館の向かいの人に声をかけてもいいですが、どっちもばーちゃんしか住んでいないので
開けるのに時間かかりますから、遠慮無く破っていいよと、公民館の人たちに言われてます。

最後に…。

「安心」とか「安全」とかって、今当たり前に使われている言葉だけど、
これは自分自信がしっかりを気を付けていないといけないことなんです。
自分たちだけで遊びにいくときは、リスクも全て自己負担です。

僕の仕事はサービス業ですが、実は安全管理、危機管理がそのほとんどです。
もちろん「楽しんでもらう」ことが第一ですが、
その為には「安全」じゃなきゃいけないですよね。
常にリスクマネジメントを行っているから、楽しんで頂けるのです。

海のことが好きだから。だからこそ。失礼します、って気持ちで入るし、
例え限られた時間の中で遊ばなきゃいけないときでも、
ちょっとでも不安に思ったら引き上げるし、
自分達だけで海に遊びにいくときも、必ず大型の浮き輪(船舶用)を持参したり、
ガイドボード(取っ手がいっぱいついた巨大ビート板)をもってったりします。

海が好きな全ての人が安全に遊べたらいいのになって、思います。

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