富野小中学校のコーラルウォッチ / サンゴ礁学習

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昨日、僕の住んでいる集落の小中学校で、サンゴの授業がありました。
3年前から開始したこの授業は、コーラルウォッチを利用し、
干潮時に実際にサンゴ礁の上を歩き、サンゴの白化具合を調べます。
夏場がフィールドに出る授業なので、
仕事の兼ね合いで中々お手伝いできなかったのですが、
今日はやっと、行く事ができました。

昨日の授業でも、生徒達の意識の高さ?に改めて驚きました。
教室の窓からリーフを眺めて
「あれ、サンゴの産卵?!」とか
「サンゴの色変わってない?」など
最近になって生徒達が話しをしていたそうなんですが
(3年生の教室から見えるらしく、気づいたのは3年生かな)、
実際に昨日歩いてみて、生徒達は皆納得。大規模な白化現象が起こっていました。
生徒達は落胆していたのですが、落胆するという意識の変化が大切です。
時間をかけて、その「次」につなげていきたいと思います。

授業の最後、ビーチでまとめをしたとき、生徒たちからは、次のような感想がでました。

小学生
・次来る時は元気になっていてほしい
・次は白化しないでほしい
・白化していて寂しかった

中学生
・前きたときはD5だったが、D1になっていた。白化していた。
・アメーバ(という名前)は白化してなかった。日陰にあったからじゃないかと思う
・アメーバと同じ種類のサンゴも白化していなかった。種類によって白化に強いものがいる?

校長先生のまとめ
・今日はサンゴの場所が全体的に臭かったよね。
この匂いは、先生が小学校4年生の頃、赤瓦の屋根の修理をするために
サンゴを捕ってきて砂に埋めて、それから焼いて漆喰を作ったんだけど、その匂いと同じ。
(漆喰は、サンゴから作るのです。沖縄の大切な歴史ですね)
僕たちは、教室のクーラーの下だから解らなかったけど、
昨日まで大潮で、太陽の熱はどんどん強くなっているんだね。

僕は、この校長先生が大好きです。
背の低いじいちゃんなんですが、とっても優しくて、
生徒一人一人に語りかける姿はまるで皆のおじいちゃん、って感じです。

いつも、まとめの話しは生徒達の今やった経験をまとめて
要点をしぼって話してくれるから、
こんなにまとめられるのは凄いなぁと思ったり、
それでいて解りやすく言うのは凄いなぁと思ったり。
いっつも勉強させてもらっています。

サンゴの白化については、いつか詳しく書きたいと思います。
簡単に言うと、サンゴが死に直面する瞬間。
すなわち、サンゴ礁の生態系が短時間で一気に崩れてしまうことです。
コーラルウォッチとは、その変化を追うツールとして、
レジャーダイバーなども活用しています。

しかし、日本中でサンゴの「白化」を見分けることが出来る小学生が何人いるでしょう。
毎年、自分達のサンゴを決めて、そのサンゴがどのように白化するかを
海水温と天候から割り出しデータ化する作業は、大学の研究データの収集そのものです。
今は小学生、中学生で自分達のやってることがどれだけ凄いことなのか理解できていないけれど、
世界中の大人達、大学生、教授達が賞賛するほどの活動です。
ぜひとも継続していきたいなぁと、思うんです。
きっとこの授業がなかったら、窓から見たリーフの変化に気づくことは出来なかったろうし。
そんな話しを、最後に生徒達にお話させていただきました。
マンタツアーの後、昼飯を食って無くて、お腹ぺこぺこだったけど、
なんとかそれらしいことを言えたからちょっとホッとしています(笑)

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